ブエノスアイレスにて、アスリート宣言を行いました!

アスリート宣言

スポーツには、未来を担う子どもたち、困難に立ち向かう人々、そして社会に、世界に、夢や希望、勇気をもたらす力があります。

私たちアスリートは、行動や言葉のひとつひとつに大きな力があることを自覚し、社会におけるスポーツの役割の向上に寄与し、次世代にその社会的価値を伝えます。

私たちアスリートは、オリンピック憲章を尊重し、オリンピックムーブメントを推進し、スポーツの魅力と力を、2020年東京に集結するアスリートと共有して未来に伝えてゆくことを約束するために、クレド(信条)を定め、日本から世界へ発信します。

・私たちはスポーツの普及・発展に努めます
・私たちはフェアプレイの精神を守ります
・私たちは国際貢献・交流に努めます
・私たちは社会貢献に努めます

私たちは、日本のアスリートとしての誇りと自覚、責任を持ち、スポーツへの感謝の心を忘れず。
日本と世界の人びとの架け橋になるように努力し、スポーツを通じて世界平和に寄与することをここに宣言します。


TOKYO2020 アスリート委員会




アスリート宣言 アクション・プラン

私たちアスリートは、以下の活動を通じてアスリート宣言を実行し、日本と世界の人々にスポーツの社会的価値を伝えていきます。


スポーツの普及・発展
ーアスリートの育成
・アスリートのセカンドキャリアへの充実
・ユース・ジュニアアスリートのサポートの充実
ー誰もがスポーツを楽しめる環境の整備
・年齢性別問わずスポーツに親しむことかができる環境の整備
・女性アスリートの環境整備
・次代を担う子ども達がスポーツに親しむための環境整備
・スポーツの普及・発展のために、ハラスメントを根絶

フェアプレイ
ーフェアプレイ精神を持ち、フェアプレイを実践し、透明性、公平性の向上
・『ドーピング0宣言』の推進
・フェアプレイの活動

国際貢献・交流
ー国際競技大会の開催
・オリンピック・パラリンピック競技大会の日本への招致支援
・国際競技大会開催の円滑な運営
ー 国際貢献と日本の国際的プレゼンスの向上
・スポーツ交流を通じた国際貢献
・国際会議やセミナーへの積極的な参加、交流
・世界で活躍できる人材の育成

社会貢献
―東日本大震災被災者や困難に立ち向かう方々への支援
―社会の模範となり、学校教育や地域コミュニティ等とともに、社会を元気づけ、明るく健全な社会や人間形成の活動




記者会見発言要旨:


<荒木田裕子 招致委員会理事・スポーツディレクター/招致委員会アスリート委員会委員長/オリンピアン>

・スポーツの力は私たちにインスピレーションを与えた。私たちは招致活動を通じて、日本人のスポーツに対する情熱の大きさを確認した。さらに、この2年間、私たちはアスリートとスポーツの役割の重要性について再認識した。
・東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会では、アスリートファーストの観点から、アスリート委員会を設置し、第一線で活躍中または活躍してきたアスリート自らがオリンピック・パラリンピックがどうあるべきかを考え、その知見等を取り込んだ。2020年の東京の大会は、アスリートにとって最高の舞台となる。
・同時に、オリンピックムーブメントの重要性を改めて強く認識し、アスリート委員をはじめとした多くのアスリートたちが招致活動やオリンピックバリューを拡げる活動に積極的に参加してきた。こうした活動を通じて、私たちは、スポーツの力をあらためて認識し、スポーツの素晴らしさをさらに多くの人々に伝えていきたいと強く意識するようになった。
・その思いを集結し、アスリート宣言として日本から世界に発信したい。
・私たちアスリートが、スポーツの価値を自覚し、社会におけるスポーツの役割の向上に寄与し、次世代に伝える責務があると認識している。
・私たちアスリートは、アスリート宣言を実行し、日本と世界の人々にスポーツの社会的価値を伝えていくとともに、アスリートが持つ力と役割の重要性を自覚し、日本と世界の人びとの架け橋になるように努力し、スポーツを通じて世界平和に寄与する。
・「アスリート宣言」は、主にこれからアスリートがお話しする4つの項目から構成されている。

<田中理恵 オリンピアン>
・アスリート宣言の最初の項目について。まず、スポーツの普及・発展のため、アスリート全員にとって快適な環境をこれからも届ける事を約束する。
・私は体操選手としてキャリアを築けた事をとても幸せだと感じている。また、同様に子ども達に体操を教える機会に恵まれていることにも幸せを感じている。
・若い世代は私たちの未来そのもの。彼らの目標達成のためにベストな環境を提供する事は非常に重要なことである。
・草の根活動の重要性を理解している多くのアスリートの内の一人が、本日も出席している太田選手であり、彼は昨年スーパーフェンシングというプログラムを立ち上げ、日本中を飛び回り、子供達の為にフェンシングを教えている。
・私たちアスリートは常々いかに子ども達にスポーツの良さを感じさせ、そしてオリンピック・ムーブメントを推進できるかに関して意見交換している。個人的には、他のアスリートと同じように、若い世代にとってのロールモデルになりたいと思っている。


<鈴木大地 招致委員会理事/オリンピアン>
・二つめの項目「フェアプレイ」について。私たちは「Integrity of Sport(スポーツの高潔性)」を守り、強化していく。
・日本のスポーツファンは非常に情熱的で、私たちアスリートと同様にフェアプレイを好み、スポーツへの理解が深く、その価値を正しく理解している。
・アンチドーピング教育は国の教育課程の一部で、オリンピックムーブメントについても同様に学校で教えられている。
・若い世代に「Play True(忠実であれ)」精神の大切さを教えている。スポーツを通して本当の強さを身につけた真のチャンピオンが育成されることが、私たちの目標である。
・私はJADA およびWADA のアスリート委員会のメンバーとして、多くの学校を訪れ、子ども達に直に教育する機会に恵まれている。これは日本で数多く行われている若者向けのアンチドーピング教育の1つにすぎない。
・日本は、アンチドーピングに積極的に取り組んでいる世界でも有数の国であり、IOC やWADA と緊密に連携して、2020年まで、そしてそれから先もスポーツの価値を強化し、その高潔性を高めてゆく重要な役割を担っていきたいと思う。


<有森裕子 オリンピアン>
・三つめの項目、「国際交流活動」について。私は国連人口基金(UNFPA)親善大使として、これまでに多くの国を訪問してきた。そこで私は多くの厳しい現実を目の当たりにしたが、スポーツの力が、状況を改善するために大変有効だった。問題解決のための集会にはなかなか人が集まらないが、スポーツを始めればたくさんの人が集まってくる。
・私たちは、スポーツを通じて信頼関係を築き、お互いを支え合うことができる。スポーツの力は、人種、世代、性別を越えて、人々を繋ぎ、困難を乗り越える力を与えてくれると、あらためて感じている。
・現在、近年中に始動する"Sport for Tomorrow"という政府主導のプロジェクトを通して、日本から海外に派遣する指導者の数を増加させようとしている。オリンピアンから政治家に転身した方がこのような国際交流を推進する国家戦略に関わっている。
・また、互いに学び合う未来のスポーツのリーダー達を育てる、新しい国際スポーツアカデミーの建設を行う。
・そして、このような努力こそが世界中の若い世代に良い影響を与えると、私は希望に満ちた確信を持っている。


<千田健太 オリンピアン>
・4つ目の項目スポーツの力と社会への貢献について。私たちは2年前の東日本大震災以降、スポーツとアスリートの社会における価値というものを、あらためて認識してきた。
・スポーツの持つ力、特に子ども達への影響力は、素晴らしいと思う。
・JOCはオリンピック・デイ・フェスタを数多く主催してきた。このイベントは一年中全国各地で行われ、スポーツやゲームを通して子ども達と触れられるイベントである。参加者数は一万人を超え、私自身も参加してきた。
・子ども達の笑顔を見ると、いつも胸がいっぱいになり、スポーツ界がとても誇らしく感じられる。世界中の子ども達に、これからもスポーツに触れられる機会を提供するのは私たちの使命だと思う。
・招致を実現し、このスポーツの力を世界と2020年に分かち合いたいと心から思っている。


<川淵三郎 招致委員会評議会副会長/オリンピアン>
・私は、世代を超えたアスリートたちが、この宣言に賛同してくれたことを、とてもうれしく、心強く思う。
・1964 年の東京オリンピックに、私はサッカー選手として出場した。当時の日本では、サッカーは人気のないスポーツだったが、今では日本のメジャースポーツとなり、スタジアムには常に多くの人々が足を運ぶようになっている。
・50 年経った今、私はまだオリンピック・パラリンピックの力を信じている。スポーツの力を信じている。私にはスポーツの力、オリンピック・パラリンピックの力を通じて、次世代に向けて、スポーツの素晴らしさを伝えていく使命があると考えている。
・私の夢は、2020 年オリンピック・パラリンピックを東京で開催し、サッカーだけでなく、様々なスポーツの会場で、熱気に満ちた光景を見ること。日本はそれがきっとできるだろう。
アスリート委員会のメンバーたち

TOKYO2020 アスリート委員会