「ジャパンウォーク in 仙台~オリンピアン・パラリンピアンと歩こう~」開催レポート

「ジャパンウォーク in 仙台~オリンピアン・パラリンピアンと歩こう~」が2017年6月17日(土)、宮城県仙台市にて開催されました。第3回目となる今回は初めての地方開催となりました。本イベントは、東京2020大会に向けた機運醸成とその先にある共生社会の創出をめざして、ジャパンウォーク2017春実行委員会(JXTGエネルギー、全日本空輸、NTT、東日本旅客鉄道、みずほフィナンシャルグループ、朝日新聞社)により企画されたものです。オリンピアン・パラリンピアン20人、組織委員会職員を含む総勢1,424人が快晴のもと会話を楽しみながらウォーキングを満喫しました。

ウォーキングのコースは、ショートコースの4キロとロングコースの15キロで、参加者がそれぞれ距離を選択します。出発前は、アスリートがハイタッチで「いってらっしゃい」と声をかけ、とても和やかな雰囲気で始まりました。初めて会う人がほとんどですが、これから一緒に歩くというだけで一体感が生まれているようでした。

今回は公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)職員である伊藤華英もオリンピアンの一人として参加し、下記のようなコメントを寄せました。

「ジャパンウォークに参加するときは、歩くことだけではなくどんな会話ができるかを楽しみにしています。今回も何名かのグループと一緒に歩かせてもらいました。その中でも沢山話してくれたのが、3才の時に交通事故で足が麻痺し、車いすで生活している20才の男性でした。若さ溢れる、明るい青年という印象を持ちました。その方は「自分は車いすの生活が普通のこと、特別な目で見られると自分が障がい者だと感じてしまう」と話してくださいました。それを聞いて、他国の文化を知り、争いを避け、平和な世界を目指す―オリンピズムの中にあるこんな言葉を思い出しました。

2012年のオリンピック・パラリンピックの舞台であったロンドンは、バルにも車いす用のトイレが設置されています。地下鉄に乗る際も、自力で電車に乗れる駅や人の助けが必要な駅と細かく表示されているのです。街中で多くの障がいのある方に出会うことに衝撃を受けました。多様性やグローバル化が近年掲げられていますが、「歩く」という運動をしながら、構えずに彼らの話も聞けることにこのイベントの価値があると改めて実感しました。」

当日参加した重量挙げの三宅宏実選手(オリンピアン・ウエイトリフティング/ロンドン2012大会、リオ2016大会メダリスト)も、「このようなイベントで沢山の人と交流を持つことができる。これから東京2020に向けて、ファンを増やすためにも今後さらに誰でも参加できるイベントが増えてほしい」とコメントしました。

また、車いすバスケットで地元宮城のチーム宮城MAXに所属しながら、東京2020大会を目指す、藤井郁美選手(パラリンピアン・車椅子バスケットボール/北京2008大会)も「もっとパラリンピックを知ってもらいたい。自分が参加することで車椅子バスケットボールをメジャーにできれば」と話しました。

東京2020組織委員会では、引き続きアスリートとともに、東京2020大会の開催に向けて日本全体の機運醸成に取り組んでいきます。

イベントに参加したアスリート達 三宅宏美選手と伊藤華英 藤井郁美選手 アスリートと交流する参加者