会場計画に関する本日の朝日新聞の報道について

組織委員会は、アスリートファーストの理念に基づいて大会準備を進めており、アスリートが大会で最高の力を発揮できるよう、関係者一丸となって取り組んでおります。

有明体操競技場
これまで示されている過去大会の実例を参考に、それを上回る規模の競技エリアを確保する計画としてきました。

これに対し国内競技団体(NF)から、体操の技が年々進化している状況を踏まえ、会場面積に関する懸念が示されましたが、選手の安全が全てにおいて優先されることは当然と考えています。

組織委員会としては、アスリートにとって最高の環境が提供できるよう、今後NF及び、国際競技団体(IF)ともより一層の協議を経て、具体的な対応を検討して参ります。

海の森水上競技場
海の森水上競技場(ボート、カヌースプリント)は、コスト、レガシーの観点などを含めて、国内の主要な候補地の中から、競技会場として最もふさわしいとして選定したものです。

この会場は、東京都が新たな恒設施設として整備を進めており、風の対策としては、風速シミュレーションを踏まえ、効果的な場所に防風林を整備するとともに、波の対策としては消波装置を競技レーンと練習レーンの境界や護岸沿いに設置するなどの対策を施す予定としています。

IF、NF、双方から、現在の計画に評価をいただいており、大会後は、NFと連携してこの競技施設をボート・カヌーの大会や競技力強化・育成の拠点とし、水上スポーツの一大拠点、更には、隣接する海の森公園と連携した都民の憩いの場として創出するよう、検討を進めています。組織委員会も、現在のレガシー計画の推進に一層の協力をして参ります。

なお、彩湖は、陸域の掘削を含めた大規模な整備が必要となるなど大きな課題があり、また、荒川の氾濫を防ぐための防災施設でもあるため、会場には適しません。

江の島、幕張メッセ、霞ヶ関カンツリー倶楽部
神奈川県の江の島(セーリング)、千葉県の幕張メッセ(テコンドー、レスリング、フェンシング)、埼玉県の霞ヶ関カンツリー倶楽部(ゴルフ)については、昨年11月末に国と会場が所在している自治体との、関係自治体等連絡協議会が設立され、各自治体の協力を既に得ております。

準備にあたっては、施設だけでなく、選手や関係者の宿泊、輸送、セキュリティ、ITインフラの構築など調整は多岐にわたり、今後実務的な検討を進め、人々の興奮が首都圏そして全国に広がる素晴らしい大会になるよう、今の協力体制を一層推進して参ります。

東京2020の会場見直しについて
組織委員会は東京都と共に、一昨年の6月より、レガシー、都民生活への影響、会場整備費の観点から会場計画の見直しを進めてきました。

これは、同年12月に採択されたオリンピックアジェンダ2020の趣旨 - 既存施設の積極活用 - にも合致し、その後のIFとの協議を経て、オリンピックの11競技の会場については変更を行い、これにより大幅なコスト削減を達成しています。

メディアの指摘は真摯に受け止めますが、アスリートにとってベストな環境を準備する考え方には何ら変わりはありません。

一方で可能な限りコストの削減にも取り組み、持続可能な大会を実現することで大会を大成功に収められるよう、引きつづき関係者と協力して準備を進めて参りますので、今後も皆様のご支援をいただけますよう、ご協力お願い申し上げます。