東京2020アスリートビジット 羽賀龍之介選手インタビュー

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)は、本日(2017年6月7日)、虎ノ門オフィスにオリンピアンの羽賀龍之介選手(リオ2016大会銅メダリスト/柔道)をお迎えし、東京2020組織委員会職員と交流を深めました。

羽賀選手はオフィス内で働く東京2020組織委員会職員の様子を見学した後、トークセッションを行いました。

また、イベント終了後、東京2020組織委員会のインタビューに応じていただき、仲間の存在や井上康生監督について、東京2020大会に期待することなど、次のように語っていただきました。

羽賀龍之介選手インタビュー

仲間の存在について

私たち東京2020組織委員会のコンセプトの1つに「One Team」というものがあります。柔道は個人競技ではありますが、仲間の存在や、支えてくれる裏方のスタッフの存在は大きいのではないですか。

仲間や裏方の存在はとても大きいですね。
仲間については、競技結果を見ても、個人競技とはいえ仲間意識が強いチームは良い結果が出ているように思います。リオ2016大会の時も全階級7人で1つのチームという感じがしていましたし、同じ緊張感の下でやっているということを共有できたことが7階級でメダル獲得という良い結果につながったのではないかと思っています。
裏方の存在も大きいですね。柔道の場合ですが、オリンピックでは1選手に対して2人サポート役の方に同行してもらうことができます。私は高校の柔道部の仲間に来てもらったんですが、彼らが打ち込みを受けてくれたり、柔道着を洗ってくれたりして自分が競技に集中できる環境を作ってくれました。自分のことを良く知っているから、負けた時も、「話しかけないでほしい」という自分の気持ちを察して何も言わずにずっと横にいてくれてすごくうれしかったです。その3人で、小さいですが「チーム羽賀」という感じもしていましたね。

井上康生監督について

今日組織委員会を訪問することについて、井上監督にお話しされましたか。

話しました。監督からは「いい経験をさせてもらえてよかったな」と言葉をもらいました。私はこういったところに出ていくことは苦手ではないですし、柔道の認知を上げるためにも、また、応援してもらうためにも当然のことだと思っています。選手としてこういった活動ができるのはありがたいですし、井上監督もこういった活動に理解があります。リオ2016大会が終わってファンや応援してくれる人が増えたのは実感していますし、東京2020大会に向けてもっと熱を上げていきたいと思っています。

井上監督になって大きく変わったことはありますか。

自立した選手が増えたと思います。例えば、選手の要望で、全体練習をせずに個人トレーニングにするということは今までは認められませんでしたが、井上監督は、目的をもって選手が考えたことに対しては、選手にある程度任せてくれるところがあります。選手も任せてもらっている以上結果を出そうと頑張りますし、それがいい結果につながったのかなとも思います。また、監督が所属チームとの調整であったり、苦労している姿を見ていたりするからこそ、監督に恩返しをしたいと思っていました。それがまさにコーチと選手のいい関係なんじゃないかなと思います。

オリンピックについて、東京2020大会について

東京2020大会まであと3年半となりました。羽賀選手にとって、あと3年とはどんな感覚ですか。また、一度オリンピックを経験すると4年間の過ごし方は違いますか。

リオ2016大会の時は憧れだったので何も考えずにできました。東京2020大会は2回目ですから、ピークの持っていき方など一度経験したことによりいろいろなことが予測できたりしますし、そういった面で有利だとは思います。ただ、逆にあの緊張感とプレッシャーを知らずにフレッシュな気持ちで臨む方がいい結果につながることもあると思うので、前回の経験がどう作用するかは選手によると思います。確実に言えるのは、残りの3年半はあっという間だということですね。

東京2020大会では地元の選手として外国人を迎える立場になります。リオ2016大会を経験して、どんな大会準備をしてもらいたいですか。

東京2020大会への期待値はとても高いと思います。日本でオリンピックが行われることに対してネガティブに思っている選手は聞いたことが無いですね。食事はおいしいし、人も温かいし、治安も良い。交通機関も時間通りに来るイメージがあります。求められるハードルは高いかもしれませんが、逆に言うとそれ以上のことを追求する必要はないんじゃないかな、とも思います。今の水準を維持するだけでも大変なことだし、すごいことだと思いますね。
ただ、リオ2016大会の時もそうでしたが、地元の選手は有名ですから、選手村を出ると地元のファンとかが一斉に集まってきたりして危険なこともあるし、プレッシャーにもなると思うので、そういったセキュリティ面などは大事にしてもらいたいなと思います。
あとは、言葉の問題ですね。言葉が通じないから選手村以外どこにも行けなかったということもありました。言葉が通じるようなシステムなどがあれば外国人にとってすごく助かると思います。

最後に、東京2020大会はどんな大会になってほしいですか。

アスリートにとってオリンピックは夢の舞台です。ですが、選手だけでなく、応援する側も一緒に盛り上がって、喜びを共有することで次のオリンピックにつなげられると思うので、感動を共有できるような大会になればいいと思います。

東京2020組織委員会は、アスリートが最大のパフォーマンスを発揮できるよう、これからも全力で大会準備に取り組んでまいります!

羽賀龍之介選手インタビュー動画(別ウィンドウで開く)

オフィス見学の様子 職員からの質問に答える様子 職員とのトークセッションの様子 オフィシャルグッズを贈呈する佐藤広副事務総長 羽賀選手と東京2020組織委員会職員 インタビューに答える羽賀選手 羽賀龍之介選手